11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会を控えるサッカー日本代表の森保一監督が24日、欧州視察に向けて出国した。成田空港で搭乗前に取材に応じ、9月にドイツで臨む強化試合について、「W杯を見据えて選手の起用を考えたい」と述べた。本大会の登録メンバーと同じ26人を招集する方針。 ドイツ遠征は、W杯メンバー発表前最後の活動で、米国、エクアドルと対戦する。6月の活動では28人を招集し、多くの組み合わせを試すことに時間を割いたが、「現段階では違う構想を持っている」と説明。新戦力の招集についても「可能性は薄い」と話した。 23日は54歳の誕生日だった。「これまで多くの方に代表活動を支えていただいてやってこられた。結果で恩返しできるように頑張りたい」と決意を新たにした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕欧州視察の出発前に取材に応じるサッカー日本代表の森保一監督=24日、成田空港