【ニューヨーク時事】「野球の神様」とも呼ばれるベーブ・ルースの記録に、エンゼルスの大谷翔平選手が104年ぶりに並んだ。メリーランド州ボルティモアにある「ベーブ・ルース生誕地博物館」のショーン・ハーン館長は、大谷の同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打達成を「多くの野球関係者が過去のものだと思っていたことを、大谷選手はやってみせた。100年以上なかったことをよみがえらせた」と感慨深げに話す。  博物館はオリオールズの本拠地に程近い場所にあるルースの生家。映像や写真、バットなどが展示され、現役時代の姿をうかがい知ることができる。ストイックな大谷と、奔放な言動が伝えられるルースの「性格は正反対」と館長。それでも、「野球に対する情熱と生まれ持った才能は、2人に共通する部分だろう」と言う。  ルースが同一シーズンの「2桁・2桁」をマークしたのは1918年のみ。毎日試合に出ることを望み、翌年からは打撃に力を入れ始めたため、「二刀流」として主に活動したのは、レッドソックスに所属した15~19年の5年間にとどまる。ハーン館長は「大谷選手があと2年ほど二刀流を続ければ、ベーブとの比較ができるようになるだろう。そうなれば、野球殿堂入りは間違いない」とみている。  大リーグでは今年、複数の「二刀流」選手がドラフト指名された。館長は「素晴らしいこと。大谷選手が、これまでの型にはまった野球を変える流れをつくった」と、野球界の変化を歓迎している。「ベーブ以来初めて、高いレベルで投打をこなした選手。他の誰もやらないことを大谷選手がやり、彼も喜んでいるだろう」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ルースの等身大パネルの横に立つベーブ・ルース生誕地博物館のショーン・ハーン館長=7月19日、米メリーランド州ボルティモア 〔写真説明〕ベーブ・ルースの像=7月10日、米メリーランド州ボルティモア 〔写真説明〕出版物を紹介するベーブ・ルース生誕地博物館の展示=7月19日、米メリーランド州ボルティモア
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 よみがえった104年前の記録=ルース博物館長、大谷の挑戦喜ぶ―米大リーグ 」