連敗中のチームにとって心強い先制点だ。ロッテの佐藤都が一回に先制3ラン。相性の良い西武の今井をいきなり捉えた。 一回、連続四球で無死一、二塁。2死後、5番に入った佐藤都に打席が回ってきた。 「チャンスだったので積極的に」の言葉通り、初球のカットボールを振り切った。打球は右翼席に吸い込まれる6号本塁打。「浮いてきた甘い球を打とうと思っていた。良い結果になってよかった」と価値ある一本を振り返った。 今季はこの日の試合前まで、今井を5打数4安打と打ち込んでいた。本塁打も今井から放った7月14日以来だった。 前半戦はけがで出遅れた井上や結果が出なかったレアード、安田に代わって4番に起用されたこともあった。「もう少し楽なところで打ちたい」とこぼすこともあったが、この日は久々の中軸起用に応えた。 守備では捕手が本職だが、一塁手としてもプレーする。どちらのポジションでも、出場試合数はチーム最多。攻守で存在感を示している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1回、先制の3ランを放つロッテの佐藤都=5日、ベルーナドーム 〔写真説明〕1回、先制3ランを放ち、祝福されるロッテの佐藤都(右端)=5日、ベルーナドーム