好調の西武を安定感のある救援陣が支えている。先発の与座が五回まで投げ、六回からは4投手をつないで無失点。日本ハム打線を危なげなくかわし、貯金を今季最多の8とした。 六回表の攻撃を終え、5―1とリード。決して落ち着ける点差ではないが、普段は勝ちパターンで投げる水上、平良を温存できる層の厚さがある。まずは左腕佐々木、本田と継投。八回の宮川は1死一、三塁のピンチこそ招いたが、代打ヌニエスを三ゴロ併殺打に。九回は新外国人のボーが締めた。 ベンチに入った中継ぎ投手はほとんどが防御率2点以下。抑えの増田が新型コロナウイルスに感染して出場できないが、安定感は揺るがない。豊田投手コーチは「いるメンバーでカバーしながらつないでいく」と力を込める。 他の役割に比べて中継ぎは目立たない存在。その上、準備をしても出番がないこともしばしばある。辻監督は「だから評価してあげないと。投げない日でも一生懸命(ブルペンで)投げているわけだから」と陰で奮闘するリリーフ陣をねぎらった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本ハムに勝利し喜ぶ西武ナイン=18日、札幌ドーム