オリックスでクリーンアップの一角を担う中川圭が、3打点の活躍で存在感を示した。 二回2死一、三塁で、1ボール2ストライクから、真ん中に来たチェンジアップを逃さなかった。左中間を破る2点二塁打とし、「追い込まれていたし、何とか食らい付いていこうと思っていた」。六回にもリードを5点に広げる左前適時打を放ち、勝負強さを発揮した。 2年目の2020年以降は、故障などで出場機会を減らし、今季は2軍スタートだった。1軍に本格的に合流した5月からは、悔しさもバネに活躍。吉田正の離脱や、杉本が不調に見舞われた時期をカバーして支え、今やなくてはならない存在になった。 7月に入ってから打率をさらに上げ、3番に定着しつつあるが、「まだまだ課題はあるので、もっと打てるように頑張る」。満足はせずに、さらなる精進を誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2回、2点二塁打を放つオリックスの中川圭=17日、楽天生命パーク