日本サッカー協会は14日の理事会で、山下良美主審(36)とプロフェッショナルレフェリー契約を結んだことを報告した。女性では史上初で、契約期間は8月1日から来年1月31日まで。オンラインで取材に応じた山下氏は「自覚と責任は大きいもの。それを背負いながら日々の活動に励みたい」と抱負を述べた。 山下氏は11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会の審判団に女性として初めて選出された。Jリーグやアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で女性初の主審を務めた実績を持つ。 今後は専業審判となる。日本協会の扇谷健司審判委員長は、山下氏がこれまで未経験だったJ1の主審も割り当てる可能性を示唆した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京五輪サッカー女子1次リーグのスウェーデン―米国戦で主審を務める山下良美氏=2021年7月、東京スタジアム(AFP時事)