エンゼルスの大谷が1点リードの九回に豪快な19号。初球のチェンジアップをすくい上げると打球は高く上がり、中堅手のグラブを越えてフェンスの外に消えた。 6試合ぶりのアーチで貴重な追加点をもぎ取ったが、2点差でマウンドに上がった抑えのイグレシアスが踏ん張れなかった。2死走者なしから4連打を浴びての逆転サヨナラ負け。6月28日以来の3安打をマークした大谷の奮闘は実らなかった。 チームは12安打を放ちながら、トラウトと大谷の本塁打による4得点のみ。打線のつながりを欠き、指揮を執ったモンゴメリー・ベンチコーチは「必要な時に、あと1本が出なかった」と渋い表情だった。 (ボルティモア時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕オリオールズ戦の9回、ソロ本塁打を放つエンゼルスの大谷=8日、ボルティモア