新型コロナウイルスの影響により、実施されていなかった大相撲の出稽古が6日に解禁され、高安は埼玉県草加市の追手風部屋を訪れた。小結大栄翔らと18番。「心待ちにしていた。きょうは、うきうきしたような気持ちだった」と振り返った。 所属する田子ノ浦部屋には、自身の他に関取がおらず、「部屋でやるより何倍もいい稽古ができる。本当にありがたい」と感謝。出稽古できる期間は22日までで、今後は他の部屋にも出向いて、名古屋場所(7月10日初日)に備える意向だ。 食事を共にすることはできないが、稽古後は情報交換などをする有用な場となる。高安からストレッチの方法を教わった大栄翔は、「出稽古や巡業がないと、そういう会話もない。改めて出稽古はいいものだと思う」と笑顔で話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕追手風部屋に出稽古し、大栄翔(左)を相手に稽古に励む高安=6日、埼玉県草加市(代表撮影)