日本ハムの吉田がプロ入り後初めて甲子園で公式戦のマウンドに立ったが、結果を残せなかった。三回までに7安打を浴び、4失点で降板して今季初黒星。「久々の甲子園で、もっといい投球をしたかった」と肩を落とした。 2018年夏の甲子園で秋田・金足農高のエースとして準優勝。新庄監督は「盛り上げたい」と期待して先発に起用した。吉田は「ちょっと特別。疲れも吹き飛ぶくらい」と気持ちを高ぶらせていたが、磨いてきた直球をことごとくはじき返された。「もう少し変化球を交ぜて攻められればよかった」と残念がった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、阪神の大山(右奥)に3ランを打たれた日本ハム先発の吉田=5日、甲子園 〔写真説明〕3回を投げ終え、厳しい表情でベンチに引き揚げる日本ハム先発の吉田=5日、甲子園