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―日韓大会から20年。
意外とあっという間だった。ピッチの様子、バスから見た景色、お客さんがどんな顔をしていたか、結構鮮明に覚えている。考えられないくらいのフィーバーぶりだった。
―自国開催の期待を背負っての舞台だった。
Jリーグが始まってから10年。どれくらいの成績を残せるかで、日本サッカーの行方が決まると感じながらやっていた。
―この20年、日本の成長をどう見ているか。
強度は上がってきている。でも、イングランドのプレミアリーグを見たときにどうか。ボール一つのずれ、コントロールなど技術レベルの部分は、もっと突き詰めてやらないといけないと思う。
―W杯で勝つには。
戦力以外に、歴史などその国のサッカーの力が求められる。控え組の支えなど競技ではない視点で評価、分析できる一般の人が増えていくこともその国の力の一つになる。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕W杯日韓大会の思い出を語る宮本恒靖さん=5月17日、東京都文京区
〔写真説明〕W杯日韓大会1次リーグのロシア戦、フェースガードを着用してプレーする宮本恒靖(右)=2002年6月9日、横浜国際総合競技場