先場所優勝の若隆景は9勝まで伸ばして場所を終えた。前半は「思うような相撲が取れなかった」と黒星が先行したが持ち直し、千秋楽は阿炎との関脇対決に勝利。「よく我慢できたと思う」と振り返った。  7月の名古屋場所の成績次第で大関昇進につながるかどうかについて、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、「ちょっと難しい」との見解。それでも若隆景は、「しっかり自分の相撲が取れるように頑張りたい」と冷静に足元を見つめていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕若隆景(右)は阿炎を押し出しで下す=22日、東京・両国国技館
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 持ち直した若隆景=大相撲夏場所