正代は何とか7敗で踏みとどまった。翔猿の足取りなどの動きに翻弄(ほんろう)されて相手に軍配が上がったが、物言いがついて同体とみなされ命拾い。取り直しの一番では、今度は真っすぐ当たってきた翔猿を押し出した。  13日目は御嶽海との7敗同士の大関対決が組まれた。「対戦相手を見ていないので、言ってもらうと困る」と珍しくいら立った様子。八角理事長(元横綱北勝海)は「優勝争いをしながらの対戦ならいいけど、負け越しが懸かっていたら寂しいよね」と本音を漏らした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕正代(左)は翔猿を押し出しで下す=19日、東京・両国国技館
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 踏みとどまった正代=大相撲夏場所