東京体育館で14、15両日に行われた体操NHK杯のチケットの予約販売で、迷惑行為があったことが17日、分かった。日本体操協会の関係者によると、インターネット経由による事前予約で、1人の個人名義による計1600枚以上の申し込みがあったが、いずれも決済されなかった。  協会は個人名を特定した上で警察に相談したが、被害届は出していない。  男子の競技が実施された15日は、当該名義で1000枚以上の事前予約があったため、2階席が売り切れた形となり、3階席を追加販売。だが、2階席の多くは決済されず、一部購入者には空席のある2階へ移ってもらった。「完売」のエリアが発生したことで、関係者は「観戦のチャンスが奪われたケースもあり、残念」と話している。  体操協会では再発防止のため、個人が予約できるチケットの枚数を制限するなどの対策を取るという。実際に売れたチケットの枚数は、14日の女子が518枚、15日は1251枚だった。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 チケット販売で迷惑行為=1600枚カラ予約―体操NHK杯