0―3の完敗から1週間。鹿島は嫌な空気を振り払うように、ホームで序盤から札幌を圧倒した。中心にいたのは、ベルギーから今季復帰した鈴木だ。  自身の2ゴールで勝利をぐっと引き寄せた。1―0の前半25分すぎ、味方選手が得たPKのキッカーに珍しく名乗り出た。この日、出身地である千葉県銚子市在住の人たちが抽選で招待されていた。「子どもたちもたくさん来ていた。特別な日」  シュートはGKに足で阻まれたが、VARの介入でやり直しに。今度はきっちり逆を突いて成功。前半終了間際にもチームの3点目を奪った。  この1週間、チームはプレスのかけ方を再確認した。練習中には外国人選手と言い合いにもなったそうだが、「腹を割ってぶつかるけど、試合では俺らは一つ」と鈴木。「常勝軍団」の伝統を受け継ぐからこそ、妥協は許さない。プレーだけでなく、戦う姿勢でも首位を走るチームの原動力になっている。  上位がそろって勝ち、「我慢比べのようだが、引く気はない」。優勝するために戻ってきた男はきっぱりと言った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、PKを決める鹿島の鈴木(手前)=14日、カシマ 〔写真説明〕鳥栖に勝利し、喜ぶ神戸イレブン=14日、ノエスタ
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「特別な日」に2ゴール=鈴木、頼れる鹿島の支柱―Jリーグ 」