碧山は一山本との5連勝同士の一番で快勝。重い突き押しを繰り出し、相手の足がそろったところでタイミング良くはたき込んだ。「しっかり一歩踏み込めた。先に攻めることができた」と満足そう。 ただ一人の勝ちっ放しにも、「まだまだ。半分も終わっていない。一日一日、相撲に集中したい」と気を引き締める。場所前の合同稽古にも積極的に参加した35歳。八角理事長(元横綱北勝海)は「いつまでも、きっちりやるのが大事。努力する人がこうなるとうれしい」と評価した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕碧山(左)は一山本をはたき込みで下し6連勝=13日、東京・両国国技館