1日に亡くなったサッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムさんがかつて率いたJ2リーグの千葉は4日、徳島・鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われた徳島戦に臨み、選手は左腕に喪章を巻いてプレーした。アウェーの地に駆け付けた千葉サポーターは「イビチャ オシム 私達の心に生き続ける。永遠に」との横断幕を掲げた。 オシムさんは2003年から3年半、千葉(当時市原)を率い、05年にクラブ初タイトルとなるリーグカップ優勝をもたらした。 試合前には黙とうがささげられ、徳島の選手も喪章を着けた。千葉の尹晶煥監督は試合前の中継インタビューで「ジェフというチームをここまで育てて、基盤をつくってくれた。その気持ちを忘れずに戦う」と話した。試合は徳島が1―0で勝った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕徳島―千葉戦の開始前、亡くなったサッカー元日本代表監督イビチャ・オシムさんへ黙とうをささげる選手ら。両チームが喪章を着けてプレーした=4日、鳴門大塚〔(C)TOKUSHIMA VORTIS〕