世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が28日、東京都内で6月10日の王座統一戦に向けた記者会見に臨んだ。敵地メキシコ市で行われる同級正規王者のエステバン・ベルムデス(メキシコ)との戦いに向け、「チャンスだと思っている。これをクリアしてなんぼ。緊張はするが、楽しみという気持ちが大きい」と語った。 長距離移動や時差に加え、高地のメキシコは日本と環境が大きく異なり、難しい戦いを強いられそう。京口は正規よりも格上のスーパー王者だが「軽量級で、どういうふうにすれば注目されるか」を考え、ボクシングが盛んな敵地での戦いをあえて受け入れたという。 京口は昨年3月に米テキサス州ダラスで3度目の防衛に成功。その後、右手や左腕、左脚とけがが続き、約1年3カ月ぶりの試合となる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕対戦相手ベルムデスのポスターの前でポーズを取るWBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人=28日午後、東京都品川区