佐々木朗は制球に苦しみ、球審との呼吸も合っていなかった。二回2死一塁で、安達への外角低めへの3球目をボールと判定されると、笑いながらマウンドを降り、後ろを向いて右手を腰に当てるしぐさを見せた。そこで白井球審が佐々木朗へ何か言いながら近づいていった。 この回には先頭頓宮への外角低めへの速球がボールとなった際に、首をかしげて苦笑する場面もあり、伏線となったようだ。 白井球審は試合後「話すようなことはない」と説明を避けたが、侮辱されたと受け止めていた可能性がある。井口監督は「ストライクと思うところをボールと言われたらしょうがない」と佐々木朗の心情を理解した上で、「当然判定に対しては何も言ってはいけない」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2回、オリックスの杉本に二盗を決められたロッテ先発の佐々木朗=24日、京セラドーム