二塁ベース付近まで勢いよく走り、本塁打と確認したところでスピードを緩めた。低い弾道で右中間の相手ブルペンに飛び込む2ラン。エンゼルスの大谷は「ぎりぎりだったが、入ってくれてよかった」と振り返った。 2点リードの八回2死二塁。通算220セーブのベテラン右腕ホランドが投じた初球の変化球を捉えた。開幕からなかなか好結果が出ていなかったが、前日の2発に続くアーチとなり、2戦連発は昨年7月以来。現在の状態について「もともと、そこまで悪くはなかった」と説明した。 七回先頭では、2020年にソフトバンクでプレーした左腕ムーアと対戦。変化球を打ちにいき、打球は大谷シフトで無人の三塁線へ転がる内野安打に。6試合連続安打をマークした後には三盗も決め、4点目のホームを踏んだ。マドン監督は「本塁打は貴重な追加点になった。盗塁もよかったね」と評価した。 次回登板は、中5日で20日(日本時間21日)の敵地アストロズ戦になると発表された。投打同時出場となる見込み。投手としての今季初白星を前に、打者としてエンジンがかかってきた。 (アーリントン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕レンジャーズ戦の8回、2点本塁打を放つエンゼルスの大谷=16日、アーリントン 〔写真説明〕レンジャーズ戦の7回、内野安打を放つエンゼルスの大谷=16日、アーリントン