マリナーズで球団会長付特別補佐を務めるイチローさんが15日、シアトルで行われたアストロズとの本拠地開幕戦前に始球式を行い、力強い一球を投じた。 メジャー1年目で衝撃的な活躍を見せた2001年当時のユニホームを着用。チームはそのシーズンを最後にプレーオフへ進出していないだけに、背番号「51」の雄姿で今季の躍進に願いを込めた。ダッグアウトからさっそうと登場すると、捕手役を務めた若手有望選手のJ・ロドリゲスへ鋭い直球を投げ込んだ。 20年のレギュラーシーズン開幕戦で予定された始球式が新型コロナウイルスの感染拡大で実現せず、ようやくの「登板」。8月に球団殿堂入りの記念式典も予定されるレジェンドは大役を果たし、総立ちの観客から送られる大歓声に両手を振って応えていた。(シアトル時事)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕本拠地シアトルでの今季初戦となるアストロズ戦の始球式に登場し、スタンドに向かって両手を挙げるマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん=15日、シアトル(AFP時事)