【リバプール(英国)時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦で13日、リバプール(イングランド)がホームでベンフィカ(ポルトガル)と3―3で引き分け、2戦合計6―4で3季ぶりに準決勝に進んだ。過密日程が続く中、今季の4冠獲得に向けて順調にまい進している。  2位につけるプレミアリーグで、勝ち点1差の首位マンチェスター・シティーと2―2で引き分けてから中2日。この試合やCL準々決勝第1戦とは先発メンバーを7人も入れ替えて臨んだ。サラー、マネ、ファビーニョら主力をベンチに置いても戦力は充実。ボール保持率は63%と圧倒し、シュートは3倍以上の18本を浴びせた。  クロップ監督は「(3―3は)われわれが望んだ結果ではなかったが、(準々決勝を)通過したことが重要だ」と強調し、ビリャレアル(スペイン)との準決勝に視線を向けて「本当に難しい試合になるだろう」。2季前の王者バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)を破った相手を警戒した。  今季はイングランド・リーグカップを制覇。CL、プレミアリーグ、イングランド協会(FA)カップとの国内外4冠の偉業を遂げるチャンスがある。16日にはFA杯準決勝で再びマンチェスターCとぶつかる。厚い選手層を生かして休養とのバランスを取りながら、シーズンのヤマ場を乗り越えられるか。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ベンフィカとの準々決勝第2戦で先制した後、喜ぶリバプールの選手=13日、英国・リバプール(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 リバプール、4冠へまい進=選手層厚く主力温存―サッカー欧州CL