序盤に西武を勢いづけたのは、新外国人オグレディだった。一、三回に2打席連続で適時二塁打を放って2安打2打点。本拠地ファンの前で活躍し、「勝ちを届けることができてうれしい」と声を弾ませた。 相手先発の立野からは、前回対戦で2安打しており、「自信を持って打席に入れた」。一回1死一塁では右翼線への先制打。「カットボールに振り遅れることなく打ち返せた」。三回1死三塁でも右翼線へ引っ張った。 昨季、大リーグのパドレスで同僚だったダルビッシュから日本の投手について、「ボール球を振らせてくる。甘い球を見逃さないこと」との攻略への助言を受けた。この日の2安打もしっかりと失投を仕留めた。 適時打の後、塁上で両拳を突き上げてからおじぎのようなポーズを取る。米国にいる妻への合図だったが、「チームメートも気付いて、盛り上がってくれる」。すっかり浸透したこのシーンを増やし、チームを上昇ムードに乗せる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1回、先制の適時二塁打を放つ西武のオグレディ=13日、ベルーナドーム 〔写真説明〕日本ハムに勝ち、喜ぶ西武ナイン=13日、ベルーナドーム