【ピッツバーグ時事】米大リーグ、カブスの鈴木が12日、敵地でのパイレーツ戦で2打席連続アーチを放ち、勝利に貢献した。メジャー1年目の開幕から4試合で両リーグトップに並ぶ3本塁打をマークして8打点。最高の滑り出しを切った27歳へ、周囲の評価は高まるばかりだ。  試合直後にはシカゴの地元テレビ局からインタビューを受けた。その後、ロッカールームに入ると、大きな歓声が上がった。監督代行のグリーン・ベンチコーチは「彼はいい打者。ストライクゾーンをしっかりとコントロールできている」と高く評価。先発左腕のスマイリーが地元メディアに「球を追い掛けずにしっかりと呼び込むことができる。彼は本物だ」と絶賛するなど、チームメートの信頼も深まっている。  地元シカゴのファンは辛口で知られる。シカゴ・トリビューン紙(電子版)は「カブスに先見の明があった」との見出しで報じるなど、オフに大型契約を結んで獲得した新戦力への期待が一気に増しているのは確かだ。  そんな状況でも、鈴木は「まだ4試合。今の結果はどうでもいい。いろいろな投手と対戦して一打席を大切にやりたい」。浮き足立つことなく、先を見据えている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕パイレーツ戦の7回、2打席連続本塁打となるソロを放ち、喜ぶカブスの鈴木(右)=12日、米ピッツバーグ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 鈴木、深まる信頼と期待=開幕4試合で3本塁打8打点―米大リーグ