試合前、巨人は少し浮き足立っていた。岡本和が体調不良で、原監督は坂本に4番を任せることを伝えた。主将を信頼し、「他にもいるけど、彼にお願いした」。打線は主砲不在の影響を感じさせず、今季初の2桁得点となる10点を奪った。  坂本は同点の三回に1死から右前打で出塁。続く丸は速球を捉え、右翼ポール際へ運んだ。「体がうまい具合に」と笑うほど、自然と反応しての一発。投手の戸郷も2点適時打を放ってこの回4点。四回も4得点を挙げて突き放した。  前戦までの6試合は計11得点。丸は「勝っても、野手陣からするとフラストレーションがたまっていた」。原監督も「ふんどしを締め直してほしい」と注文していたが、その望み通りに奮起した。  この日2安打の坂本は通算2133安打とし、阿部慎之助を抜き球団歴代4位となった。原監督は「まだ途上だ、挑戦だという気持ちが、ここまできた強さ」と坂本への敬意を示し、「あすも主導権を握り、しっかり戦いたい」。猛攻は次につなげてこそ価値がある。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 岡本和不在の打線奮起=4番坂本らで猛攻―プロ野球・巨人 」