ノルディックスキー・ジャンプ男子で、北京五輪の金メダル獲得やワールドカップ(W杯)総合優勝など大活躍した小林陵侑が12日、札幌市内で開かれた土屋ホームスキー部の2021~22年シーズン報告会見に臨み、「(W杯の)最多勝利数に届きたい」と今後の目標を語った。小林陵は現在通算27勝。男子歴代最多はシュリーレンツァウアー(オーストリア)の53勝。 会見には、チームの監督と選手を兼任する葛西紀明が同席。自身はW杯メンバーに選ばれず、北京五輪出場も逃した。50歳で迎える来季に向け、「少しずつ調子が上がっている。4年後、8年後に陵侑とメダルを取りたい」と変わらぬ闘志を口にした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2021~22年シーズンの報告会見を行った土屋ホーム所属の小林陵侑(中央)と葛西紀明選手兼監督(左)=12日午前、札幌市