連覇を狙うサントリーが「6セット」の激戦を制した。レギュラーラウンドで4戦全敗だったパナソニックに対し、フルセットの末にまたも苦杯。それでも決勝進出決定戦はエースのムセルスキーにトスを集め、一進一退の攻防を制した。山村監督は「最後に取り切れたところがうちの強さ」と胸を張った。 決定戦前の5セットではミドルブロッカーの速攻や柳田のバックアタックが効果的に決まり、相手のマークを分散した。翌日に決勝第1戦を控え、疲労は気になるところだが、柳田は「決勝に向けて、いい自信になった」と手応えを口にした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕パナソニックとの決勝進出決定戦でスパイクを放つサントリーの柳田(左)=9日、静岡・草薙総合運動場体育館 〔写真説明〕パナソニック戦の第4セット、得点を奪い、喜ぶサントリーの柳田(左から2人目)ら=9日、静岡・草薙総合運動場体育館