米国で「ナショナル・ビール・デー」とされる4月7日に大リーグ、ダイヤモンドバックスのセス・ビアーが劇的な逆転サヨナラ本塁打を放ったのを祝し、同球団は翌8日にアリゾナ州フェニックスの本拠地球場を訪れたファン1万人にビール「クアーズ・ライト」を振る舞った。 ビアーの姓は英文字のつづりがビールと同じ「BEER」。パドレスと対戦した「ビールの日」の開幕戦は7番指名打者で出場し、1点を追う九回に右越えへ逆転サヨナラ3ラン。六回まで好投した相手の先発ダルビッシュに白星を許さず、4―2の勝利を導いた。 「これ以上ないほど完璧な脚本」(ホール球団社長兼最高経営責任者)のシーズン幕開けに沸き立った球団は、米国で飲酒が認められている21歳以上のファン先着1万人にビールをプレゼントした。 ホール氏は「祝福するのに、これ以上の方法はないでしょう」とコメント。SNS上では、球場で缶ビールを手にした写真とともに、「ビアー選手ありがとう」と記したファンの投稿も見られた。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕パドレス戦の9回、逆転サヨナラ3ランを放ち、ナインに祝福されるダイヤモンドバックスのビアー(左から3人目)=7日、フェニックス(AFP時事)