ボクシングのミドル級世界王座統一戦の前日計量が8日、東京都内で行われ、世界ボクシング協会(WBA)スーパー王者の村田諒太(36)=帝拳=と、国際ボクシング連盟(IBF)王者のゲンナジー・ゴロフキン(40)=カザフスタン=は、ともに上限いっぱいの72.5キロだった。 両者は検診での異常はなく、新型コロナウイルスの抗原検査も陰性だった。試合はさいたまスーパーアリーナで9日に行われる。 8日はゴロフキンの誕生日。計量と写真撮影が終わると、会場にバースデーソングが流れ、花束などが贈られた。ゴロフキンは柔和な笑顔を見せ、村田も拍手で祝福した。 世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチに臨む王者の中谷潤人(M・T)は50.6キロ、挑戦者の山内涼太(角海老宝石)は上限の50.8キロでクリアした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕世界ミドル級王座統一戦の前日計量を終え、互いの健闘を誓う村田諒太(手前右)とゴロフキン=8日、東京都千代田区(代表撮影)