J1神戸は8日、新監督にミゲルアンヘル・ロティーナ氏(64)の就任を発表した。オンラインで会見した同氏は、「チャンスを与えてもらい、本当に喜んでいる」と話した。10日のC大阪戦から指揮を執る。 スペイン出身で、母国のセルタなどの監督を歴任し、2017年にJ2東京Vの監督に就任。19年からはC大阪を率い、堅守を武器に同年5位、20年は4位に入った。昨季はシーズン途中まで清水の監督を務めた。 神戸は今季リーグ戦で0勝4分け5敗と低迷。3月20日に三浦淳寛前監督を解任し、育成担当のコーチだったリュイス氏が暫定的に指揮していた。9試合で15失点と守備が課題になっていることや、日本での指導経験が起用の決め手となった。 ロティーナ氏は「欠点を探しに来たのではなく、ゼロから組み立てにきた。明確なアイデアをチームに与えられたら」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕J1神戸の監督就任が決まり、記者会見するロティーナ氏=8日、ノエビアスタジアム神戸((c)VISSEL KOBE)