チームが求めていた一発だった。広島の新外国人、マクブルームに待望の来日1号が飛び出した。  一回に玉村が先頭からの4連打で2点を失い、その裏の2死一塁。1ボールから甘く入ってきた140キロを逃さなかった。打った瞬間に本塁打を確信した打球は左翼席上段へ。ゆっくりと歩きだし、「高めの甘くきたところをしっかり捉えることができた」。手応え十分に振り返った。  昨季は米マイナーリーグで32本塁打をマーク。鈴木が抜けた穴を埋める長距離砲としての期待は大きく、1軍合流した3月29日こそ6番に入ったが、翌日から4番での出場を続ける。  出場3試合目の3月31日。もう少しで柵越えという当たりの決勝左越え二塁打を放ち、初のお立ち台では「パワーがないことが分かったので、しっかりとウエートトレーニングをやりたい」。冗談交じりに話していたが、この日は豪快にアーチを架けてみせた。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 マクブルーム、待望の1号=パワーで左翼席上段へ―プロ野球・広島