伸びを欠いたライバルたちを尻目に、伏兵のポタジェが直線でぐんぐん伸びた。  5番手でレースを進めた。「前に行った方が有利だと思った」と友道調教師。前半1000メートル通過が58秒8という速い流れの中を作戦通りの位置取りで進み、最後の直線で粘るレイパパレをかわした。3度目のコンビでGI制覇に導いた吉田隼騎手は「最後は馬もいっぱいいっぱい。よく勝ってくれた」とポタジェをねぎらった。  重賞でも善戦どまりだったが、5歳の春に念願の重賞制覇をGIで飾った。吉田隼は「もう一段階切れ味が増してくれば、もっと堂々と立ち回れる。大きなタイトルを取れるようにこの馬の力になれたら」と今後を見据えた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕第66回大阪杯で優勝した吉田隼人騎乗のポタジェ(左から2頭目)=3日、阪神競馬場
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ポタジェ、ライバル尻目に=競馬大阪杯