西郷が2週連続優勝へ大きく前進した。前半は3バーディー。5番(パー5)は2オンを狙い、「風に乗り過ぎてしまった」とボールはグリーンオーバー。しかし、池に架かる橋付近からの3打目を3.5メートルに寄せ、これを沈めると、9番では13メートルのバーディーパットをねじ込んだ。「運よく入ってくれた」。ギャラリーを沸かせた。 同組のペ・ソンウを突き放して独走態勢になっても、自分に言い聞かせたのは「調子に乗らない」こと。後半は着実にパーを重ね、18番(パー5)で第3打をピンに絡めてバーディーフィニッシュ。隙がなかった。 5打差の首位でも「全力でプレーする」と強調する。「flow do it」がモットー。「知人に教わりました。ご機嫌な気持ちで、やるべきことをやる、と」。今季第5戦で早くも3勝目に王手。技術もメンタルも盤石だ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕8番、アプローチショットを放つ西郷真央=2日、静岡・葛城GC山名