日本サッカー協会は27日、評議員会と理事会で役員改選などを行い、最終4期目となる田嶋幸三会長(64)を正式に再任した。任期は2年。新理事では、元日本代表監督でJ3今治オーナーの岡田武史氏(65)とJリーグの野々村芳和チェアマン(49)が副会長、元日本代表主将の宮本恒靖氏(45)が会長補佐に就任した。 協会は昨年、創立から100周年を迎えた。オンラインで記者会見した田嶋会長は「次の100年に向けた、いいスタートを切らないといけない。しっかり運営していきたい」と最後の2年間へ決意。2016~18年に続いて2度目の副会長職に就く岡田氏については「現場の技術も経営面でもサッカー界に精通している」と述べた。 21年度決算が報告され、収入は約179億7000万円、支出が約197億2000万円で約17億5000万円の赤字だった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕4期目の任期を迎え、オンラインの記者会見で抱負を述べる日本サッカー協会の田嶋幸三会長=27日