星稜の若狭が貴重な一発を放った。1点リードの三回2死二塁で高めの変化球を捉え、左翼席への2ラン。天理(奈良)と対戦した22日の1回戦では4打数無安打に終わっており、「何とかしようと思っていた。憧れの舞台で打てると思わなかったのでうれしい」と喜んだ。 初戦の後に林監督から「力んでいるので脱力して、ミートしていこう」と助言を受け、修正に取り組んできたという。佐々木主将らチームメートが「誰よりも練習熱心」と口をそろえる4番が、全体的に本塁打が少ない大会で、見事な名誉挽回を果たした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回裏星稜2死二塁、2点本塁打を放ち喜ぶ若狭=27日、甲子園