国学院久我山はバントで流れを引き寄せた。一回1死二、三塁から4番下川辺がセーフティースクイズ。尾崎監督の狙いは「4番なのでヒッティングを警戒されたと思うが、とにかく先制点が欲しかったのでもぎ取りにいった」。下川辺は外角高めの球をしっかり転がし、相手のミスも誘って2点を先取した。 投手が代わった五回は、先頭萩野のバント安打の後に連続犠打。守備位置も見て的確に決め、木津の三塁打を呼び込んだ。 春夏通じて初の8強入り。上田主将は「自分たちの代の目標はベスト8だったので達成できてよかった。まだ上を狙いたい」と意欲的に話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1回表国学院久我山1死二、三塁、先制のスクイズを決める下川辺=25日、甲子園