鍵山は4回転サルコーや4回転―3回転の連続トーループをきれいに決めたが、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の着氷がわずかに乱れた。苦笑いで頭を抱えたが、105点台で2位発進。「安定して100点台を出せているのは大きな成長。いい緊張感で楽しく滑れた」と、前向きに振り返った。  北京五輪の銀メダリスト。羽生とチェンの不在で優勝候補に挙げられるが、気負いは感じさせない。「新たなスタートとして、もっともっと成長できるように、自分らしく全力で演技したい」との抱負を掲げた大会。初出場ながら2位に入って脚光を浴びた昨年と同様に、無欲の姿勢を心掛けている。(モンペリエ時事)【時事通信社】
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記事名:「 鍵山、苦笑いも2位=世界フィギュア