今大会注目の2年生スラッガー、花巻東の佐々木。初めての甲子園は1回戦であっけなく終わった。 一回無死一、二塁で空振り三振に倒れるなど、市和歌山の米田が投じる伸びのある速球に対応できず4打数無安打。九回に死球で出塁し、同点の走者として三塁まで進んだが、本塁は踏めなかった。「ふがいない結果でチームに貢献できなかった。責任を強く感じる」と声を震わせた。 昨年12月に両肩を手術。試合に出られる状態まで回復したが、憧れてきた場所で力を発揮できなかった。父の佐々木監督は「本人の実力不足。悔しさを持って夏に向かってくれれば」。佐々木は「人一倍強い打者になって、甲子園に戻ってきたい」と決意を示した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1回表花巻東無死一、二塁、三振に倒れた佐々木=23日、甲子園