冨田せな、これがメダリスト=強風押して実力発揮―全日本スノーボード
時事通信社 2022年03月21日 17:43:30
冨田せながメダリストの実力を発揮した。北京五輪後、初めて臨む大会。1回目は得点を伸ばせなかったが、2回目は圧巻の滑りだった。最初に高さのあるフロントサイド900(横2回転半)を決めるなどして92.00点。「風も強く、天候が良くない中でも合わせられて、結果がついてきたのでよかった」。高い適応力も見せての優勝だった。 普段はワールドカップなど海外が主戦場。国内での試合は少なく、今大会は両親も応援に駆け付けた。五輪後の調整期間は十分でない。それでも結果を残し、「海外では見てもらう機会がない。現地に来てもらって、その大会で優勝できたのはよかった」と笑みがこぼれた。 これからもスノーボードは続けていくが、2026年の冬季五輪を目指すかどうかはまだ決めていない。「いろんな形でスノーボードの魅力を、もっとたくさんの人に広めていきたい」と、今後の活動へのイメージを膨らませた。(了)【時事通信社】
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