尾車親方「いい思い出」=初土俵から半世紀、4月に定年―大相撲
時事通信社 2022年03月21日 15:57:52
大相撲春場所後の4月に65歳となって日本相撲協会の定年を迎える元大関琴風の尾車親方(本名中山浩一、三重県出身)が21日、オンラインでの記者会見に臨んだ。1971年名古屋場所で、14歳で踏んだ初土俵からの半世紀を、「つらかったことも、終わってみるといい思い出になった」としみじみ振り返った。 鋭い出足とがぶり寄りを武器に関脇まで番付を上げた後、左膝の大けがで幕下まで転落。「自暴自棄になったこともあったが、多くの人に支えられた」。再起を果たし、81年秋場所後に大関昇進。幕内で2度優勝した。 弟子には「努力は裏切らない」との信条を伝え、元関脇の豪風、嘉風らを育てた。相撲協会では事業部長などを歴任し、新型コロナウイルス下では本場所開催のために尽力。定年後は再雇用制度を利用して協会に残る予定。 (了)【時事通信社】
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