【テンピ(米アリゾナ州)時事】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(27)の同僚に、今季から同じ二刀流が加わった。レッズからフリーエージェントになっていたマイケル・ロレンゼン選手(30)だ。15日には大谷と同じタイミングでブルペン入りし、切れのある球を投げ込んだ。  「翔平は最高の選手で、一緒にプレーできるのはうれしい」。昨年のオープン戦では大谷に2打席連続本塁打を浴び、試合後に「好きな選手を選ぶとすれば、彼になる」と脱帽していたが、今年はチームメートとしてキャンプを迎えた。  投手として2015年には21試合に先発登板したが、近年は主に救援を務めている。打者としては通算7本塁打で、外野守備の経験もある。二刀流の難しさは十分に理解しており、「子どもの頃は誰でもやりたいと思うけど、ハードルがあまりにも高い。翔平じゃなければ、あれほど成功できない」と話す。  エンゼルスでは本職の投手で先発の座を狙っている。ただ、野手としての出場も諦めていない様子。キャンプ地の自身のロッカーには、なぜかヘルメットが用意されていたという。その赤いヘルメットを指さしたロレンゼンは「何か意味があるに違いないね」とにやりと笑っていた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ブルワーズ戦で代打満塁本塁打を放つレッズ(当時)のロレンゼン=2018年6月、米オハイオ州シンシナティ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 大谷に二刀流の同僚=ロレンゼン、投打出場なるか―米大リーグ