田中、悔しさ晴らす＝全国高校柔道

　男子７３キロ級は昨年準優勝の田中が悔しさを晴らした。「今年に懸ける思いは他の大会より強く、優勝することを毎日考えて練習してきた」。決勝では高校総体覇者の木原に組み手争いで引かず、延長の末、得意の背負い投げで仕留めた。 　兄の龍馬（筑波大）は昨年、６６キロ級で全日本選抜体重別選手権とグランドスラム・パリ大会を制した実力者。試合ごとに助言を求めたといい、「背負い投げの入る位置などを教えてもらった。自分の柔道は兄から教わったことが多い」と感謝した。（了）【時事通信社】