東京SGはFBマッケンジーをSOで初めて先発起用するなど陣容を変えて臨んだが、攻撃の切れ味が鈍ることはなかった。 3点リードの前半28分、自陣22メートルライン付近からFB尾崎晟がキックに見せかけるフェイントで防御をかわし、一気に前進。CTB森谷のトライを演出した。その後も自陣から積極的に仕掛け、前半だけで6トライ。素早い攻守の切り替えでリズムをつかみ、尾崎晟は「カウンターで強みを出せた」。終わってみれば今季の1部で最多の69得点。飛び抜けた攻撃力で首位をキープした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、抜け出してトライを決める東京SGの森谷(右)=20日、東京・秩父宮ラグビー場