20日に甲子園球場で行われた選抜高校野球大会第2日の1回戦、広陵―敦賀気比で審判団が場内アナウンスで誤審を認めて謝罪する場面があった。 誤審があったのは四回裏、広陵の攻撃。無死一塁から大山のバントによる打球がイレギュラーバウンドで一塁線の外からフェアゾーンに入り、尾崎球審はフェアと判定した。しかし、荒波二塁塁審がファウルのジェスチャーをしたため、一塁送球で打者走者がアウトとなった後、走塁をやめていた一塁走者が一、二塁間でタッチアウトとなった。 審判団が協議した結果、打球の判定は近かった球審がするもので、塁審のジェスチャーがなければ一塁走者は二進していたと判断。尾崎球審が「私たちの間違いでした」とした上で、「1死二塁で再開します。大変申し訳ありません」と述べた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕4回裏、広陵の攻撃中に判定をめぐり協議する審判団=20日、甲子園 〔写真説明〕4回裏、判定に関して、場内に説明する尾崎球審=20日、甲子園