前週の悔しさをバネに、堀琴が単独首位に躍り出た。この日は第1ラウンドの15番からスタート。「サスペンデッドの再開後はいつもと違い、苦手意識がある」と言いながらも、連続バーディーで発進。第2ラウンドも前半にスコアを三つ伸ばし、風が強まった後半の11番で落としたものの、その後2バーディー。「1ボギーで抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。 昨年、念願のツアー初優勝を果たした26歳。オフの体幹トレーニングでドライバーショットが安定したと実感している。 それが結果にも表れ、前週は1打差の2位。ただ、2勝目に一歩届かず「今まで以上に一打の重みを痛感させられた。気が引き締まった」。最終日に向け、「結果は後で付いてくると思うので、目の前の一打に集中したい」と平常心を強調した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕5番、バーディーを決めた堀琴音=19日、鹿児島高牧CC