日米約50人の報道陣に囲まれたカブスの入団記者会見。真新しい白のユニホームを身にまとった鈴木は「いい評価をしていただいて、ここに来られたことがうれしい。皆さんの期待に応えられるようにしっかり頑張りたい」。緊張の面持ちで抱負を語った。 労使交渉が難航し、移籍先が決まるまでに我慢の時期を過ごした。それでも「僕自身、ここ(メジャー)に来るという意志は強かった。とにかく自分の万全の状態で準備をしようと思って待っていた」。気持ちを切らすことなく自主トレに励み、カブスとの大型契約をつかんだ。 背番号は「27」。憧れの存在と公言しているエンゼルスの強打者、トラウトと同じ番号を選んだ。その理由を問われた鈴木は、英語で「マイク・トラウト。アイラブユー」と話し、会場の笑いを誘った。 会見後は早速、全体練習に参加した。それまでの緊張の表情とは打って変わり、チームメートと談笑する姿も。フリー打撃ではいきなり9本の柵越えも披露した。(メサ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カブスへの入団会見後、ユニホーム姿で撮影に応じる鈴木=18日、アリゾナ州メサ 〔写真説明〕打撃練習をするカブスの鈴木=18日、アリゾナ州メサ