【ロンドン時事】サッカーのイングランド・プレミアリーグで、マンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアノ・ロナルド(37)が12日のトットナム戦で3ゴールを決め、クラブとポルトガル代表での通算得点を807に伸ばした。公式記録はないが、AFP通信は「男子プロ史上最多の得点王になった」と伝えた。 ロナルドは前半12分に強烈なミドルシュートを決め、通算805得点に。さらに2点を加えて通算59度目、昨夏の古巣復帰後では初となるハットトリックで3―2の勝利に貢献した。自身のSNSに「ものすごく幸せ。ピッチに戻り、ゴールと努力でチームを助ける感覚に勝るものはない」と喜びをつづった。 英BBC放送(電子版)によると、国際サッカー連盟(FIFA)は1930~50年代にチェコスロバキアとオーストリアで活躍したビカンが、通算805得点で歴代最多と推定。チェコ協会は、ビカンは821得点としている。諸説あるものの、英BBCは「ロナルドは間違いなくトップレベルの選手の中で、かなりの差で歴代トップの得点王だ」とたたえた。 代表でも国際Aマッチ最多の通算115得点を誇る。今月下旬にはワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフが控える。希代のストライカーの挑戦は、これからも続く。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕トットナム戦で2点目を決めるマンチェスター・ユナイテッドのロナルド(左から2人目)=12日、英国・マンチェスター(AFP時事)