大阪桐蔭、4度目の頂点狙う=広陵、花巻東など強力打線で対抗―選抜高校野球
時事通信社 2022年03月14日 16:58:03
第94回選抜高校野球大会が18日に甲子園球場で開幕する。優勝争いは4度目の頂点を目指す大阪桐蔭(大阪)を軸に、新2年生の主砲を擁するチームが対抗する構図となりそうだ。 大阪桐蔭は昨秋の明治神宮大会で初優勝。投手では左腕の前田、野手では松尾、丸山、伊藤と充実した戦力がそろう。カギとなりそうなのが、初戦が第6日第1試合と1回戦最後のカードになったこと。1週間500球以内の球数制限を考えると、頂点まで駆け上がるには別所、川原ら2番手以降の投手の奮闘が欠かせない。 対抗馬になりそうなのが強力打線で注目される地区大会優勝の3校。花巻東(岩手)は一発のある佐々木と田代が打線をけん引。九州国際大付(福岡)も佐倉と野田を中心に、切れ目のない攻撃を見せる。広陵(広島)は真鍋と内海の勝負強さが魅力だ。広陵は森山、九州国際大付は香西と主戦投手にも力があり、総合力では花巻東をやや上回るか。両校は1回戦を突破すれば直接対決が待っており、大会の行方を占う一戦となりそうだ。 3季連続甲子園出場の京都国際(京都)も上位進出が期待される。エースの左腕森下を筆頭に4強入りした昨夏を知る選手が残っており、地力が高い。 明秀日立(茨城)は投手の猪俣、野手の石川と投打の軸がしっかりしたチーム。2回戦で花巻東、準々決勝で大阪桐蔭と当たる可能性があり、関東大会優勝の実力を示したい。 市和歌山(和歌山)は米田、大島(鹿児島)は大野と好投手を擁する。山梨学院(山梨)はつながりのある打線が売りだ。21世紀枠の只見(福島)、丹生(福井)、大分舞鶴(大分)は、実績ある高校と当たる1回戦の突破がまずは目標となる。(了)【時事通信社】
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