女子1000メートルの高木美は、金メダルを獲得した北京五輪以来となるレースで貫禄を示した。リンク記録に0秒13まで迫る好タイムで制し、最終戦は12日の1500メートルと2冠。有終の美を飾った。  出場5種目で銀三つを含む4個のメダルを手にした北京五輪後は「けがではないが、体が痛いって感じた」と明かす。「しんどい時期もあり、何度も『もう頑張れない』と思うときもあった」というほど追い込まれても、周囲の支えを受けて乗り切り、「楽しかった」という境地に至った。  ここまでの歩みを「もう8年間くらいずっとフルでやってきた」と自負するだけに、今後のことは「いったん考える時間と、休む時間を取りたい」。一息つける日を心待ちにした。(ヘーレンフェイン時事)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 高木美、有終の美=W杯スケート