レアル、驚異の逆転劇=ベンゼマ、執念のハット―サッカー欧州CL
時事通信社 2022年03月10日 10:17:42
レアル・マドリードが驚異の逆転劇を演じ、最多13度の優勝を誇る欧州王者の底力を見せた。 敵地の第1戦は0―1で敗れた。この日も立ち上がりこそ押し込んだが、徐々にパリ・サンジェルマンにボールを支配された。前半39分にはエムバペのスピードを止められず、痛恨の失点。2戦合計0―2となる苦しい状況下、ベンゼマの執念が試合の流れを一変させた。 後半16分、相手GKへのバックパスに反応。猛然とプレスをかけ、GKドンナルンマの苦し紛れのパスを誘発した。最後はベンゼマ自らゴールネットを揺らす同点ゴール。スタジアムの雰囲気をがらりと変えると、31分、33分と立て続けにゴールを決めて一気に形勢逆転。スタンドでは地元ファンによる「俺たちは欧州王者だ!」の大合唱が響き渡った。 欧州連盟(UEFA)公式サイトによれば、34歳80日でのハットトリック達成は、CL史上最年長。36歳のモドリッチも2ゴールに絡むなど、百戦錬磨のベテランたちの活躍が際立った。ベンゼマはテレビインタビューで「逆転を可能にしたのはメンタルの強さ。レアル・マドリードの健在ぶりを証明できた」と誇らしげに語った。(バルセロナ時事)【時事通信社】
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