渋野の今季初戦は消化不良のスタートになった。4オーバー発進に「なかなか去年の今頃と変わっていないなと思っちゃう内容だった」と不満そうだったが、随所で見せ場もあった。 1番でボギー先行も、すぐに切り替えた。3番でバーディーパットがカップに蹴られたが、直後の4番(パー3)で約3メートルにつけ、これを沈めて今季初バーディー。5番(パー5)でも伸ばした。 5番では第2打が池の縁で止まる幸運に助けられた。「ギリギリだった」と肝を冷やした後の第3打はピンにピタリと寄り、「OKバーディーが取れた」と笑顔で振り返った。 後半もグリーン周りで苦しみ、「本当にもったいないミスがたくさんあった」と反省しきりだったが、予選カットなしの4日間大会。米ツアーメンバーのルーキーに、挽回のチャンスは十分残されている。(シンガポール時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕第1ラウンドでショットの方向を定める渋野日向子=3日、シンガポールのセントーサGC(AFP時事)